F I R E (financial independence,retire early)

2010年代から、経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイル「F I R E」を目指す人が増えているが、このブームの背景には何があるのだろうか。

昔からあったF I R E

筆者の父も高度経済成長の時代、元本を減らさずに利子だけで生活することを目指していた。普通預金の金利が7%あったので、10年預けると資産が倍になった。(もちろんインフレリスクはあった)

今は利子がほぼ無いので、自分で投資の技術を学び平均4%程度のリターンを取れるようにならなければ、F I R Eは望めない。

F I R Eの基本的考え方

FIREの基本的考え方に「4%ルール」というものがある。これは投資元金に対して、安定的に得られるリターン4%の範囲内で生活費を抑えることで、運用益だけで生活できる状態になることを指す。

つまり毎年の生活費の「25倍」の資産が貯まったら、毎年の生活費を運用益だけで賄える状態になる。

毎年の生活費を400万円とすると  

400万円 × 25 = 1億円

 F I R E(経済的独立と早期退職)を達成すると、労働所得は付属的となり、標準的な定年よりも早く退職が可能になる。

・FIREの条件

  1. 貯蓄率を高め、生活費25年分を貯蓄する。
  2. 投資のインフレ調整後の利回りを4%以上にする。

あなたのF I R Eの目的は

以前は退職して新興国に海外移住するライフスタイルがあった。毎年の生活費が低く抑えられるので、投資元金が少なくても成立した。(今は海外での生活費が高いため難しくなりつつある)

運用益の範囲で生活するのだから、FIREに到達した人の生活は決して派手ではない。派手な生活をするのではなく、職場から離れて自由な時間を手に入れることが目的なのだ。

では時間ができたら何をしたいのか。これが明確な人ほどF I R Eに至る期間も短いのではないだろうか。

まとめ

・何のためにF I R Eしたいか目的を持とう

・いつまでにF I R Eしたいか目標を持とう

・安定的にリターンの取れる投資の技術をしっかりと学ぼう

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